猫のブリーダーについて




猫のブリーダーについて

こんにちは!猫カフェねこ店主です。

今日は病室にいまして時間がありますので少し猫のブリーダーについても書いてみようと思います。

というのも猫のブリーダーというと「可愛い猫を商売にしている悪い人」という印象を持たれている人も多く、猫カフェにいて直接そのようなことを言われたこともあります。

年に1度ぐらい悪徳ペットショップやブリーダーのニュースがながれますのでその印象が大きいのかもしれませんね。

また、犬はもう野良犬というものはほとんどなくなりましたが、野良猫はまだまだ多くいます。(この問題はまたいずれ書きます)

ブリーダーは日本では肩身が狭い場合が多いのですが私は断言できますが、猫のブリーダーたちほど猫を愛している人たちはいない!!!!ということ。

はっきり言って猫に愛情が溢れているブリーダーは儲かりません。365日24時間仕事になってしまいます。猫が好きでなければ絶対続きません。(ほんの1分の悪徳ブリーダーも存在はしますが)

アメリカではブリーダーは獣医師と同じような権威があり新種の猫の是非や名前なども決めています。







そもそもブリーダーって何?

ブリーダー(英: breeder)とは、主に動物の繁殖および改良に従事する者をいう。育種家。

猫のブリーダーはだいたいどこかの団体に所属しています。(ちなみに筆者はCFA・TICA・ACC・ICCなどに所属しています)

キャットショーなどはこの団体が主催をしています。

世界で通用するのはCFAとTICAになります。

日本ではACC・ICCなどが主流と言われています。

世界的に有名なブリーダー団体CFAとは

CFAとは、その正式名称「THE CAT FANCIERS’ ASSOCIATION, INC.」の頭文字3文字をとった通 称名です。この団体は1906年に創立され、現在、米国オハイオ州アライアンスに本部を構えています。

CFAは、猫の品種改良により遺伝的な欠陥を排除した各種血統猫の健康促進を最大の目的とし、アメリカ全土、カナダ、南米、ヨーロッパ、アジア、ロシア、および日本に、その所属クラブ600以上を数える、世界最大の愛猫協会として活動する非営利団体です。
一般的に知られている純血猫種の血統登録書の発行、米国をはじめとした世界各国でのCFAキャットショー開催、猫に関する書籍・ビデオの発行以外にも、ウィーンファンデーションを代表とした動物愛護にも力を入れています。

大きく9つのリジョンに地区分けされた(アメリカ国内7リジョン、日本リジョン、インターナショナルディビジョン)各リジョンにCFA加盟クラブが所属 しています。また、ブリーダーは正式にCFAにキャッテリー登録手続きを行い、繁殖した血統猫の血統登録書を申請しなければなりません。

CFAキャットショーでは、各純血猫種に定められたスタンダード基準に則って、資格を有するジャッジにより公正なる審査が行われます。
1シーズン(5月1日から翌4月30日)を通し、全リジョン総合での成績上位 をおさめた猫に「ナショナル・ウィナー(NW)」、各リジョンでの成績上位の猫に「リジョナル・ウィナー(RW)」の称号が与えられます。また、各ブリード/ ディビジョンの総合1位の猫には「ブリード・ウィナー(BW)」の称号が与えられます。
さらにショーシーズンに関係なく「グランドチャンピオン(GC)」「グランドプレミア(GP)」「ディスティングイッシュドメリット(DM)」等の各種タイトルが、それぞれの基準を達成した猫たちに与えられます。

日本リジョンは、過去にはインターナショナルディビジョンに含まれていましたが、1990年、アメリカ・メイフィスのCFA世界大会・総会において、 30数年に及ぶ活動の功績が認められ、全加盟クラブの2/3以上の賛同を得て、1992年度よりアメリカ国外では初めて「第8リジョン・JAPAN」とし ての昇格が認められました。
その結果、選挙により代表ディレクターを選出して、本部役員会に参加すると同時に「CFA JAPAN」としての各種活動を行っています。

まもなく創立から1世紀の歴史を迎えようとする現在、CFAは、愛猫団体の中でも世界最高の権威として、広く愛猫家に認識されています。

引用 CFA JAPAN https://cfajapan.org/1_cj_aboutcfa.html

CFAのキャットショーには筆者も参加したこともあり、猫カフェねこの看板ねこのアメショーのちびくんはCFAのチャンピオンでもあります。CFAの雰囲気は何というかですね、権威ですかね。

キャットショーに参加している人たちの熱気とインナーサークル感は凄いです。芸能界の子役の世界と近いのではないでしょうか?

もうひとつCFAが言っているブリーダー倫理というものがあります。これもブリーダーを理解するうえで分かりやすいものなので掲載します。

猫の世界最大の登録業務を利用するブリーダーとして、私は血統猫とキャットファンシァーズアソシエーション(CFA)に確実に責任を持つものと考えます。

  • 私は私の社会の中でCFAブリーダーの代表であることを自覚しています。
  • 私は猫種を改良する目的で、また健康で幸福な仔猫を作る目的で繁殖をします。
  • 私は私の仔猫および猫の買い手と正直に取り引きします。
  • 私の知識と能力を以て、私は病気あるいは伝染性の病気が現れるかも知れないどのような仔猫/猫も発症以前であるからとして売ることをしません。
  • 私は通常の伝染性の病気に対する免疫の適切なレベルに達する以前に仔猫を売ったり配置したりしません。
  • 私はCFAの最低限のキャッテリースタンダードを上回る様な方法で、私の猫の家を得ることに努力します。私は私の猫が健康的な環境を保つことを確実にし、また彼らが必要に応じて適切な獣医師のケアを受けることを確実にします。
  • 私は適切なキャッテリー記録を維持し、正しく一胎仔や猫を登録します。
  • 私は私の仲間のブリーダーとともに正直に働き、また適切な正しい一胎仔登録の情報を、私の猫を繁殖に使っている人に提供します。
  • 私は新しいブリーダーに、彼等がしっかりした基礎的な情報を持つことを確実にするよう助言します。

引用 CFA JAPAN https://cfajapan.org/4_breeder_rinri.html




世界的に有名なブリーダー団体TICA

TICAは、1979年夏に設立された。第1回目の理事会年次ミーティングは、1979年8月にジョージア州アトランタにて開催され、第1回目の国際年次総会・アワード晩餐会は、1980年9月の労働の日週末にカリフォルニア州のパサディナにて開催された。TICA独自の遺伝に基づく登録方法は、その原理が科学的根拠にもとづくため、世界中から多くの参加者を集める結果となり、現在では世界最大の遺伝(血統)登録機関となるに至った。TICA会員は、当初試験的な試みとして、ショーの審査の際に、エントリーした猫のステータス、タイトル、血統名をあえてすべて伏せて猫をジャッジするという独創的なジャッジング方式を採用した。この方式は、出陳者に熱烈な歓迎を持って受け入れられた。その結果、純粋にジャッジされる時点における資質のみをもって猫を評価するというこの前例を見ない方式は、のちに理事会によって正式に承認されたのである。

The International Cat Association (TICA)は、純血種およびハウスホールド・ペット(HHP)猫の世界最大の血統登録機関であり、かつキャット・ショー公認機関としても世界最大の団体の一つである。TICAの使命は以下のとおりである。
TICAの会員が、猫のオーナーやブリーダーとしての責任を十分に果たし、純血種猫の血統の保全およびすべての家猫の健康と福利の推進に一致団結して取り組むよう奨励する。世界で最も正確、かつ最も網羅的な血統登録機関となる。
TICAが公認するキャット・ショーは、プロフェッショナルな方法で純血種および非純血種の猫を奨励し、ショーが出陳者やジャッジや一般観衆にとって楽しくかつ教養を得られるものとする。TICAの会員が、地域社会において以下の活動に積極的な役割を果たすよう奨励する。

*去勢・避妊を責任を持っておこなうことの必要性を一般大衆に広める。
*地元のアニマル・シェルター、および学校や老人・障害者への奉仕プログラムで積極的にボランティア活動を行う。
*猫の健康・福利を保護する法律の整備をめざし市民による法律諮問グループに参加する。
国内および世界中のブリーダー間の友好を促進させる。
繁殖、ショーへの出陳、ブリードの改良、そしてすべての猫の飼育と福利に関する情報を、ブリーダー、オーナー、出陳者および一般大衆に広く伝える。また、各地域および国内で重要とみなされる猫にかかわる問題について、資料や情報を提供する。
猫の病気・健康についての研究を奨励するための財団を設立し、TICAメンバーが健康問題に関する文献リストを容易に参照できるようにする。

TICA設立の目的は、以下のとおりである。
すべてのブリードの猫およびキャッテリーを登録する。
TICAおよびTICAが公認するキャット・ショーの運営にかかわるルールを公布する。
TICA後援の下に開催されるキャット・ショーを認可する。
すべてのブリードの家猫のスタンダードを確立する。
すぐれた成績を残した猫、およびその猫のオーナーとブリーダーの功績を讃える。
ブリーダー、オーナー、出陳者および一般大衆の知識と関心を深めるために、繁殖、ショーへの出陳、ブリードの改良、そしてすべての猫の飼育と福利に関する情報を広める。
国内および世界中の猫のオーナー同士が、お互いに知識を深めかつ友好な関係を築くことを促進する。

引用 TICAホームページより

TICA Asia Resion_TICA&ASIAREGION_About TICA
世界最大の猫の血統登録機関TICAで日本が属するアジア地区の活動を紹介するサイトです

TICAはCFAよりは新しい団体ですがCFAと同じぐらいの権威と発言力があります。

両方ともアメリカに本部がありますので、これはアメリカ人の団体とも言えます。(もっと言うとアメリカ人の価値観)

先輩ブリーダーさんに聞くと日本では70年代・80年代に高額でアメリカから純血統種の猫ちゃんを輸入したそうです。

その後日本でも発展をして今に至るというわけです。

どうやら今は中国がすごく血統ねこちゃんが流行っていて高額になってるそうです。

猫のブリーダーとはまとめ

猫のブリーダーとは猫の繁殖・育児の専門家というわけです。

公的な資格はありませんが、CFAやTICA他などで正式に登録をして指導されます。

また猫のブリーダーにはその血統を守り次に繋げる役目もあります。

競馬でいうサラブレッドみたいなものですね。

血統が濃い子は必然的に病気などに弱く人間の庇護が必要になります。

その専門家がブリーダーというわけです。

団体内で出世をしていくと新種の猫の可否や名前付け法律制定などにも影響を及ぼす権威があります。

日本国内ではまだそこまでの権威はありません。そもそもがまだ20年~30年ほどしか猫のブリーダーという専門職ができた歴史はなくまだまだこれからといったところです。

わんちゃんよりもさらに10年から20年ほど遅れているのが現状かと思います。

動物病院の先生よりも先輩ブリーダーさんの方が的確な指示を与えてくれる場合があります。

何せブリーダーはその猫種だけをずっと毎日育成しているので必然的に詳しくなります。

動物病院の先生は犬・猫・牛・鳥など様々な動物が来ますので中々一つの種類の猫ちゃんをよく知ることも難しいかと思います。

どうでしょうか?ブリーダーってこんな感じ?と伝わりましたでしょうか?

また書きますね。それでは。




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